簿記という資格は、事務系の中でも特に経理の職場で求められることが多い資格の一つです。元々は、「帳簿記入」を略した言葉で、経理上の帳簿をつける専門職と考えると分かりやすいと思います。どんな企業でも年に一度、必ず迎える決算において決算書を作成しなければなりませんが、この際にも簿記の知識が必要となります。昨今では、経理関係は全て本社で一括管理したり、ほとんどすべてを外注に出してしまう企業も無くはありません。でも、基本的には社内に経理部があり、簿記の資格を持った人が経理事務を行うのが一般的でしょう。どんなに小規模の個人経営でも、日々の入出金や財務管理などで簿記の知識がある経理担当者が必要です。このため、簿記の資格は就職に有利な資格として、商業系の学校ではその取得が義務付けられています。基本的に、経理担当者は、現金の入出金だけでなく、銀行関係の入出金や債権・債務の管理も行うのが一般的で、手形や有価証券の管理も行います。決算時には、決算報告書の作成も行うのが普通です。つまり、一般的な企業では常時簿記の有資格者が必要ということになります。それ以外にも、会計事務所などでも簿記の有資格者の求人があります。ただし、会計事務所などの場合は、実務経験が必須となっているところが多く、場合によっては実務経験10年以上ということもあるでしょう。最近では、経理事務を派遣社員で賄う会社も多く、派遣会社では簿記資格を持っている人材を多く募集する傾向になっています。